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にほんブログ村 この2つの活用形は「直説法( l'indicatif )」と「条件法( le conditionnel )」という全く違った「法(le mode )」に分類されていますが、多くの共通点をもっています。 私見ですが、本来は同じグループにいれるべきものが、様々な理由で別々のグループに分類されていると考えます。変な例えかもしれませんが、同じ両親から生まれた兄弟姉妹が別々の家に引き取られて行った様なものでしょう。そう考えるとちょっと悲しいペアです。 それでは「共通点」をみてみましょう。 まず活用形から言うと「 r 」という子音が活用語尾の頭につく事です。 動詞「manger(食べる)」でみてみましょう。 この2つの活用形の語幹は全ての「人称・数」で共通です。これは覚える上で大きな助けになるはずです。 「 - ( trait d'union 英語のハイフン )」は「語幹」と「活用語尾」を分ける為です。普通はつきませんので、あしからず。 直説法・未来形条件法・現在形 je mange-raije mange-rais tu mange-rastu mange-rais il mange-ra il mange-rait ils mange-rontils mange-raient nous mange-ronsnous mange-rions vous mange-rezvous mange-riez 「 r 」に続く活用語尾ですが、動詞「 avoir 」の「直説法・現在形」と、全ての動詞に共通する「直説法・半過去」の活用語尾がついています。 動詞「 avoir 」でみてみましょう。上の2つと比べて、「 r 」を除いて活用語尾が全く同じのが分かると思います。 直説法・現在形直説法・半過去形 j'aij'av-ais tu astu av-ais il a il av-ait ils ont ils av-aient nous av-onsnous av-ions vous av-ezvous av-iez 代名詞が「ils (elles)」の3人称・複数形は、ここでは「il (elle)」の3人称・単数形と一緒に考えます。これは「条件法・現在形」と「直説法・半過去形」に見られるように代名詞が「je / tu / il / ils 」の活用形が「全く同じ」場合が非常に多いからです。 もう1つの共通点は、「si(〜だとすると)」という接続詞を伴って使われることです。これは次の機会に。 にほんブログ村 命令法で使う動詞に面白いものがあります。「vouloir」は「~を欲する/欲しがる」という意味の動詞ですが、これを命令形で使う事があります。 実は、銀行にお金をおろしにいくとよく見かける表現にこんなものがあります。 Veuillez insérer votre carte. (カードを差し込んでください。) これは現金自動預け払い機の画面に最初に出て来るメッセージです。ちなみに、普通の命令形も使われます。 Insérez votre carte. (カードを差し込んでください。) これは、2人称・複数 veuillez + infinitif (不定詞:辞書形)です。直訳すると「(〜することを)欲しがって下さい」となり、ちょっと変ですが、書き言葉でよく見かけます。ATMの前のお客さんは普通一人なのに、複数形なのは丁寧な表現の為です。 あらたまった手紙の締めくくりにも使われます。日本語の「敬具」にあたります。 Veuillez recevoir mes sincères salutations. (直訳すると「私の心からの敬意を受け取って下さい」でしょうか。締めくくりの言葉には、これ以外にもかなりバリエーションがありますので、探してみて下さい。) 話し言葉でも丁寧にお願いするような場面でも使われますが、私の経験から言うと、よほどあらたまった場でないと使われない気がします。誰でも使う訳でもなさそうです。 Madame, veuillez vous asseoir. (大人の女性に向かって、どうぞお座りください) 命令法は基本的に3つありますが、この動詞の他の2つの活用形は文法的には可能ですが、ほとんど使われないようです。 1人称・複数 veuillons 2人称・単数 veuille 「vouloir」の命令法で、良く見かけるものがありますが、「vouloir」そのものではなく「en vouloir à ~」という表現で使われます。この表現は「〜に対して怨む(うらむ)」というちょっと物騒な意味ですが、結構頻繁に使われます。「悪く思わないでね」といったニュアンスですね。 Ne m'en veux pas ! (私の事を怨まないでください) Ne m'en voulez pas ! (私の事を怨まないでください) この場合、直説法・現在形の形がそのまま流用されています。ただ、veuille / veuillez を使う人もいるようです。 Ne m'en veuille pas ! (私の事を怨まないでください) Ne m'en veuillez pas ! (私の事を怨まないでください) 「vouloir」が「en vouloir à ~」になると、全く意味の違った使い方の様な印象をうけますが、私はそうは思いません。「vouloir」が「自分の情念を、ある対象に向ける」ことだとすると、この情念がネガティブに転じると「en vouloir à ~(怨む)」となると考えたらどうでしょうか。 命令法がない動詞も実はあります。これはまた別の機会に。 にほんブログ村 最近ちょっとさぼっていましたが、投稿再開します。重複があったらすいません。 今日は命令法です。 ではまず、命令すると言う事はなんでしょうか。あなたは命令される事が好きですか。 日本語で「命令」というと自分の意志には関係なく他人の言うなりになるということでしょう。では我々が普通の生活の中で、命令したり、命令されたりする事はあるでしょうか。軍隊にでも入っていない限り「普通はない」といえるでしょう。 でも人に対して行動を促したり、お願いしたりするシチュエーションはよくあります。何かを教えるときや、人を誘導する時も同じです。誰でも人の言いなりになるのはいやでしょう。 フランス語の命令法は、やはり基本的に「自分の考えを他人に押し付けて行動を促す」ためのものです。ですから、使い用によっては頭ごなしの命令調になってしまい、人の反感を買う事請け合いです。 この為に「もしよろしかったら」という s'il te plaît. / s'il vous plaît. という表現がとても重要になるのです。フランスでは子供のしつけの場面でも、この表現を使うように「強要する」親を良く見かけます。これは親の威厳から「命令」しているいい例です。こういうことは日本より厳しい気がします。 ではフランス語の「命令法の活用形」を具体的にみてみましょう。danser (踊る)という動詞を使ってみてみましょう。命令法では主語代名詞が使われませんが、参考の為につけておきます。 je...1人称・単数形 (なし) tu... 2人称・単数形 danse ! (踊れ。) il... 3人称・単数形 (なし) nous... 1人称・複数形 dansons ! (踊ろう。) vous... 2人称・複数形 dansez ! (踊れ。) ils... 3人称・複数形 (なし) je...1人称・単数形 (なし) この活用形がないのは、自分自身に向かって「命令」は出来ないからです。フランス語では自分に向かって言葉で励ます場合、まるで他人に話しかけるようにします。日本語でも「おまえならできるぞ」と暗示をかけるのと同じ感覚です。 il... 3人称・単数形 (なし) ils... 3人称・複数形 (なし) 3人称というのは、固有名詞や一般名詞が主語に付く場合です。いわゆる「もの」が主語ですから、人間の言葉を解さない「もの」に対して命令はできません。最近のコンピュータは音声認識が発達しているので、それも可能でしょうが、ものに話しかけるのはやはりおかしいでしょう。日本語だと「風よ、吹け」と、結構普通に話しかけますね。でもこれは日本人が「言霊(ことだま)」の力を信じているからでしょうか。 tu... 2人称・単数形 danse ! (踊れ。) vous... 2人称・複数形 dansez ! (踊れ。) この2つの違いは、相手が一人か、2人以上かです。子供が1人なら単数形、2人以上なら複数形です。日本人の場合、どうしても大人になってからフランス語を勉強するので「丁寧の命令法・複数形」で、初めから相手が1人の場合でも複数形を使う事がよくありますが(例。Comment allez-vous ? ご機嫌いかがですか)、基本はやはり相手の数です。 nous... 1人称・複数形 dansons ! (踊ろう。) 1人称・単数形は命令法にありませんが、複数形はあります。何故でしょうか。 この人称は、「私達」となり、私の他に誰か別の人がいるからです。つまり、その別の人に話しかける形になります。他人に対し、お願いするだけではなく、自分も一緒にするからという事です。 2人称の2つの活用形と比べると、1人称・複数形は、生活する上で、自分から使う事はあまりないでしょう。この説明はちょっと複雑ですが、on という代名詞が関係しています。これはまた投稿しようと思います。 日本語で「大事」というとき、一大事と言えば大変な事態、大事な事と言えば重要というニュアンスがあります。
1つの言葉で、ネガティブな意味とポジティブな意味の両方にとれるのですが、これをフランス語に置き換える時、grave と important という2つの単語が候補に挙がります。 grave はどちらかというとネガティブなニュアンスを伴い以下の様な表現に使われます。 un accident grave (大事故) une situation grave (深刻な事態) une maladie grave (大病) important は、どちらかというと単に「程度が大きい」というニュアンスです。 une décision importante (重大決定) une personne importante (重要人物) un rôle important (重要な役割) 見ての通り、どちらも使われる文脈が微妙に違うので、grave を使うからネガティブ important を使うからポジティブとは一概には言えませんが、どちらを使うかでニュアンスが変わるのを知っておくといいでしょう。 important の場合、単に「程度が小さい」とする時は peu をつけることがあります。 un rôle peu important (あまり重要でない役割) にほんブログ村 英語とフランス語の違いはいろんなところで顕著ですが、句読点にも違いが出ます。 翻訳をする様になって1つ気づいた違いは、疑問符「 ? 」と感嘆符「 ! 」の位置です。 句点「 . 」に関しては英・仏同じで「文の一番最後」につきます。スペースは入りません。読点「 , 」も同じです。 英語:This is a pen. 仏語:C'est un stylo. ところが疑問符になると英語では句点と同じでスペースが入りませんが、仏語ではスペースが入ってあたかも1つの単語の様に振る舞います。 英語:Is this a pen? 仏語:Est-ce que c'est un stylo ? 感嘆符も同じです。 英語:This is a pen! 仏語:C'est un stylo ! 仏語と英語を混ぜて使うフェースブックなどでは、結構気をつけて使い分けています。
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