仏語と日本語の発音は似ている?

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フランス語の発音は、日本語とはかなり違います。でも、実はかなり似ています。

1。フランス語の基本音節は、日本語の「カナ」に相当する(子音+母音)の組み合わせ。

 フランスには、日本語の音を聞いて「勝手に」フランス語で解釈するジョークがあります。(中国語ではできません。)

例)Y'a ma moto qu'a dérapé. (Il y a ma moto qui a dérapé. 私のバイクがスリップした。)

どこがジョークなのかは忘れたのですが、最初の部分は「山本(やまもと)」と引っ掛けています。カナ読みすると「ヤマモト カデラペ」となり、日本人の名前の様に聴こえます。

2。英語と違って大げさな強弱のアクセントがなく、自然な声と息づかいで発音出来る。

 私はアメリカで英語を身につけたのですが、英語を話す時、自分の息の強弱をコントロールして発音しています。これが結構疲れるのです。しかも、声のピッチもそれにあわせて調整しなくてはなりません。フランス語の場合、自分の自然な日本語の声をそのまま使えるのでとても楽です。

 日本語を習っているフランス人とアメリカ人を比べると分かるのですが、フランス人の発音の方がフラットで分かりやすいはずです。アメリカ人はどうしてもアップダウンが激しいので聞き取りづらいものです。

 ただ滑舌の悪い人は、フランス語でちょっと苦労するかもしれません。でもフランス人の「きれいな」発音を目指すのではなくて、日本語の訛りが残ってもいいからきちんと1つ1つの音節を大事に発音する事を心がけた方が早道かもしれません。


似ている点はあっても、違う点もいっぱいあります。例えば。。。

1。語尾に子音が来る音節がある。

 日本語の音節は必ず母音で終わります。(「ん」は母音ではないのですが、日本語では母音と同じように扱われます。)子音で終わる事がないので、外国語を日本語化する時、どうしても母音をつけて発音します。こうすると、フランス語の音節の区切りと「ズレ」てしまうのです。

 例えば、 Merci。日本人は「メルシ」と3音節で発音しますが、これを中国人は「メシ」と2音節で発音します。「ル」が無いじゃないかと言う人もいるかもしれませんが、実はこっちの方が「通じる」のです。フランス語でもこの単語は2音節なので、rが抜けても、フランス人なら各自rを頭の中で補ってくれます。

2。複数の子音が組合わさる。

 語尾の子音と似たような問題です。連続する子音の1つ1つに母音をつけてしまうと、上の問題と同じ結果になってしまいます。

 フランス語では、最高、3つの子音が組み合わさって使われます。このおかげで、1音節の単語でも、かなり長いものがあります。例えば。。。

strict /strikt/ (3子音+1母音+2子音)厳格な
France /frãs/ (2子音+1鼻母音+1子音)フランス国(女性の名前でもあります)
mixte /mikst/ (1子音+1母音+3子音)混ざった、共学の

これを「ストリクト」「フランス」「ミクスト」と発音したのでは通じません。余計な母音を付けずに、語尾の子音、連続する子音を発音するか、これは日本人にとって大きな課題です。

3。鼻母音がある

 日本人は、鼻に響かせる鼻母音の発音の時に「ン」を付けてしまう傾向にあります。この件は、別の記事で投稿してあるのでそちらを見てください。

 どちらにしても「カタカナ表記」は、フランス語学習の大きな障害になります。発音が分からないからと言って、テキストに「ルビ」をふるのだけはやめましょう。目よりは、耳で覚えるようにしてください。
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by nsato75 | 2009-04-28 09:43 | 発音編
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