にほんブログ村 フランス語圏と呼ばれる言語圏があります。ヨーロッパではフランス、ベルギー、スイス、ルクセンブルグ。アメリカではカナダ、フランス領ギニア、ハイチ、米国ルイジアナ州。アフリカでは、アラブ諸国、旧フランス領各国。アジアではインドのポンディシェリー、ベトナム、カンボジアなどです。 フランス語圏といっても常にフランス語が使われている訳ではありません。家ではフランス語を話すという環境の人もいます。「ドクトル・ジバゴ」のエジプト人俳優オマール・シャリフは子供のとき太っていたので痩せるようにと親にイギリス系の学校に入れられたとラジオで言っていましたが、家ではフランス語を話していたのでフランス語を完璧に話します。まあそのおかげで英語も出来るようになって俳優としての活躍の場が広がった訳ですが。 実は、このブログを作った理由の1つに「日本フランス語圏計画」があります。日本ではフランス語を話す人はごく一部ですが、いろんな意味で世界に浸透しているフランス語を広めて日本の言語の多様性に貢献出来たらと思った訳です。 日本で外国語の情報と言えば「英語」特に「米語」つまりアメリカから来るものが一番でしょう。ほとんどの日本人は英語をどこかでやったことがある訳ですし当然のことといえば当然ですが、英語だけの情報が「外国の情報」になってしまうのあまりいい状況とはいえないと思います。私は時々は英語のニュースチャンネルを見ますが、何かもう「世界の終わりが近い」とでも言っているようなスキャンダラスな報道の仕方が鼻についてフランス語のニュースに戻ってきてしまいます。(まあフランスでも全てのチャンネルが見るに値する訳ではないですが。) 一般的に日本からフランスに来る人は文化的な興味からの人が多いです。料理、お菓子、音楽、絵画、文学、演劇、マイム等です。(中には「フランス」それも「パリ」が単に好きという人もいますが。)でも多くの科学の分野も非常に進んでいますし、アニメーションの才能もこの国から生まれています。人道主義の視点でも「国境なき医師団」を始め様々な国で活躍しています。(耳の聞こえない)ろう児の教育に手話法を積極的に取り入れた学校を作ったのもフランス人神父です。映画の分野でもフランス人の活躍は特筆すべきでしょう。 国営テレビに Questions pour un champion というクイズ番組があり定期的にフランス語圏大会が開かれます。ここにあげた国以外でもヨーロッパ各国や他の地域からの参加があるのですが、私の見た限りでは「日本」が参加したことはないようです。(もしいらしたら是非お会いしてみたいですが。)将来、日本でフランス語を話す人が増えてこういう大会に自然に参加するようになったらいいですね。
by nsato75
| 2010-04-13 06:41
| 日本人向けって?
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