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「基本形」が子音で終わる第三グループの不規則変化動詞。。。

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次に「基本形」が子音で終わる動詞に関わる母音をリストアップしてみます。数があまり少ないので3人称と2人称の複数形も出して比較してみましょう。

まずは「つなぎの子音」がつくかどうかで2つに分かれます。

1。「つなぎの子音」がつくもの。

2人称・複数の vous の活用に、この「つなぎの子音」がちゃんと使われています。活用語尾 -ez / e / の頭について独立した音節を作っています。母音の変化はありません。

「あ」= / ar /
il part / il par /  ( partir / par-tir / ) 出発する
ils partent / il part /
vous partez / vu par-te /


「え」= / ɛr /
il sert / il sɛr / ( servir / sɛr-vir / ) 尽くす、役に立つ
ils servent / il sɛrv /
vous servez / vu sɛr-ve /

il perd / il pɛr / ( perdre / pɛr-dr / ) 失う、迷う
ils perdent / il pɛrd /
vous perdez / vul pɛr-de /


「お」= / ɔr /
il sort / il sɔr / ( sortir / sɔr-tir / ) 外出する、出す
ils sortent / il sɔrt /
vous sortez / vu sɔr-te /

il dort / il dɔr / ( dormir / dɔr-mir / ) 眠る
ils dorment / il dɔrm /
vous dormez / vu dɔr-me /

il mord / il mɔr / ( mordre / mɔr-dr /) 咬みつく
ils mordent / il mɔrd /
vous mordez / vu mɔr-de /

il tord / il tɔr / ( tordre / tɔr-dr / ) ねじる
ils tordent / il tɔrd /
vous tordez / vu tɔr-de /

不定詞の活用語尾ですが、「つなぎの子音」に / d / がつくものは -dre になります。他のものは -ir です。


2。「つなぎの子音」がつかないもの。

「つなぎの子音」がつかなくても始めから「子音」があるのでそれを使います。

2人称・複数で「母音に変化」が起きるものがありますので注意してください。該当するのは ( acquérir ) と ( mourir ) のみで、2人称・複数の母音は「不定詞」の母音と同じです。

「え」= / jɛr /
il acquière / i la-kjɛr /
ils acquièrent / il za-kjɛr /
vous acquérez / vu za-ke-re / ( acquérir / a-ke-rir /) 獲得する


「う」3* = / œr /
il meurt / il mœr /
ils meurent / il mœr /
vous mourez / vu mu-re / ( mourir / mu-rir /) 死ぬ


「う」1 = / ur /
il court / il kur / ( courir / ku-rir / ) 走る
ils courent / il kur /
vous courez / vu ku-re /


「お」= / ɔfr /
il offre / i lɔfr / ( offrir / ɔ-frir /) 贈る、提供する
ils offrent / il zɔfr /
vous offrez / vu zɔ-fre /


「う」1 = / ufr /
il souffre / il sufr / ( souffrir / su-frir / ) 苦しむ
ils souffrent / il sufr /
vous souffrez / vu su-fre /


「う」1 = / uvr /
il ouvre / i luvr / ( ouvrir / u-vrir / ) 開く、開ける
ils ouvrent / il zuvr /
vous ouvrez / vu zu-vre /


「あ」= / aj / 
il assaille / i la-saj / ( assaillir / a-sa-jir /) 襲いかかる
ils assaillent / il za-saj /
vous assaillez / vu za-sa-je /


「う」3* = / œj /
il accueille / i la-kœj / ( accueillir / a-kœ-jir / ) 受け付ける
ils accueillent / il za-kœj /
vous accueillez / vu za-kœ-je /

不定詞の活用語尾ですが、全部 -ir です。

「う」3 = / ø / ですが、この「閉じた母音」に対応するのが「開いた母音」の / œ / です。この「開いた状態」は「子音」が後ろに来ることで「閉じられます」。逆に子音がつかない場合は動詞の活用ではありません。
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by nsato75 | 2010-04-28 10:18 | 活用編

命令法と命令表現

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これを投稿していたのを忘れていました。重複している部分もありますが、取りあえずとっておきます。それとこれは「法・時制編」に移動します。

フランス語には命令法というものがあり動詞の活用の重要な部分です。

他の「法(直説法や間接法など)」との大きな違いは、人称と時制に制限があることです。具体的に見てみましょう。左が「直接法・現在」右が「命令法・現在」です。数で見ると半分しかありません。ここで命令法を大文字で表すのは、それ自体、会話でしか使われないからです。普通は「3人称・複数」が一番最後に来ますが「3人称・単数」と関係が深いのでここでは並べてあります。

1単 je danse
2単 tu danses Dense !
3単 il danse
3複 ils dansent

1複 nous dansons Dansons !
2複 vous dansez Dansez !

ちょっと「人称」のおさらいをしてみましょう。
フランス語では、一対一の「話し手と話し相手の関係」が中心になります。話し手の主語代名詞が je 、話し相手が tu で、話し手が1人称、話し相手が2人称に、それぞれ一人ですから「単数」になります。
そして「それ以外」を全て「人も、ものも」3人称と考えます。これは一種の「入れ子構造」です。「一人称の私」を中心にして、まず「2人称の会話の相手」をとりこみ、つぎに「3人称のそれ以外」をとりこみます。

〔〈(私)/あなた〉/それ以外〕

命令というのは「話し手」の観点です。つまり話し手が考えたことを「それ以外の人(か何か)」が実現する訳です。話し手自身が何かする場合「自分でしたい」と思えば別に他人を使わなくてもすむわけですから「1人称-単数-の命令形」はありません。
でも「自分を励ましたり、たしなめたり」ということはありますし、自分に向かってそういう言葉をかけたい時もあります。この時は「2人称・単数」を使います。

1人称の複数形は「話し手」+アルファです。自分もするから他の人もしてくださいという勧誘の表現です。
2人称の複数形は、複数の話し手にお願いする場合です。子供が一人の場合大抵 tu を使って話しかけますが、子供が二人以上いる場合は、この複数形に該当します。日本人は大人になってからフランス語を勉強するので「丁寧表現」の vous を先に習ってしまい「複数」の vous は後回しになるので注意してください。

ここで1つ大事なのは「命令法」という用法で活用形があるからといって、それを使っただけで「人が自分の思い通りに」動いてくれる訳ではないということです。「お願いします」という表現 s'il te plaît. / s'il vous plaît. をつけることが重要です。s'il nous plaît という表現は可能でしょうが、私は聞いたことがありませんので s'il te plaît. / s'il vous plaît. の2つにとどめましょう。

ここで見事に「3人称」が抜け落ちている訳ですが、会話の当事者以外に「命令」することはあるのでしょうか。答えは「ノン」です。おとぎ話などで動物やもの相手に語りかける場合、相手を擬人化して tu / vous を使いますのでやはり「2人称」になってしまいます。

Monsieur la mouche, comment allez-vous ? ハエさん、ごきげんいかが。

命令ではありませんが、それ以外の人やものに、こうしてほしい、こうなってほしいという願望を示すことは出来ます。「〜してほしいと思う」という表現で「接続法」が使われます。

Je souhaite qu'il gagne le concours. 彼が大会で優勝してほしいと思う。
Que le meilleur gagne ! 実力が上の方が勝て!

2つ目の文は「接続法・現在」の文だけで意味が通じます。これは結構使う表現です。
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by nsato75 | 2010-04-22 23:28 | 時制編

動詞の活用の「第三グループの不規則動詞」つづき。。。

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動詞の活用の「第三グループの不規則動詞」を見ている訳ですが、これを幾つかの小グループに分けたいと思います。

この基準になるのは「基本形」の「直説法・現在形・三人称・単数・男性形」に対して「複数形」です。これに単に「つなぎの子音」がつくだけのものから、子音がつかず単数形と同じ発音のもの、またそれ以外の活用形をもつものとあるからです。それに「複数形」のないものもあります。これは「非人称動詞」と呼ばれるものです。

1。かなりの不規則動詞

この4つの動詞は「三人称・複数形」に鼻母音/ õ /がつきます。音節を分けるために、不定詞に 「 - 」を入れましたので気をつけてださい。

il a / i la / - ils ont / il zõ / ( a-voir )
il va / il va / - ils vont / il võ / ( a-ller )
il fait / il fɛ / - ils font / il fõ / ( faire )
il est / i lɛ / - ils sont / il sõ / ( être )  

この4つの動詞は「二人称・複数形(主語代名詞 vous )」で、その一部が変わった活用形をもっています。

まず以下の2つは「不定詞」と同じ語幹です。

il a / i a / - vous avez / vu za-ve / ( a-voir )
il va / il va / - vous allez / vu za-le / ( a-ller )

以下の2つは基本形に子音/ t /がつく形です。

il fait / il fɛ / - vous faites / vu fɛt / ( faire )
il est / i lɛ / - vous êtes / vu zɛt / ( être )  

この動詞は、この形だけ上の2つと同じように活用します。

il dit / il di / - vous dites / vu dit / ( dire )


2。「複数形」のない動詞、非人称動詞

フランス語には会話の役割である「1人称/2人称」や「3人称の複数形」のない動詞があります。天気を表す動詞や「〜しなければならない」といった動詞の意味を補完する動詞がこれに該当します。意味の上から考えても「主語代名詞  il 」意外には使えないのは分かると思います。天気の場合「私が雪が降る」とは言えないでしょう。これに関してはまた別の投稿で説明したいと思います。

il pleut / il plø / ( pleuvoir / plø-vwar / ) 雨が降る
il faut / il fo / ( falloir / fa-lwor / ) ~しなければならない
il se peut / il sǝ pø / ( se pouvoir / sǝ pu-vwor / ) 〜するかもしれない

ただ ( pleuvoir )の場合「雨の様に降る」という場合、主語に複数の名詞をとって「複数形」に活用しますが、日常では使わないでしょう。
Les coups pleuvent / plœv / sur lui. ( 彼はめった打ちにされる。)

このような動詞でも「半過去」の場合などやはり「つなぎの子音」は使われます。ここで紹介した3つのうち2つは「母音」も変化している点に注意してください。

il pleut / il plø / - il pleuvait / il plø-vɛ / ( pleuvoir )
il faut / il fo / - il fallait / il fa-lɛ / ( falloir )
il se peut / il sǝ pø / - il se pouvait / il sǝ pu-vɛ / ( se pouvoir )


今日はここまでです。
残りの2つのグループ、3。単に「つなぎの子音」がつくだけのものと、4。子音がつかず単数形と同じ発音のものに関してはまた追って説明します。
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by nsato75 | 2010-04-22 05:58 | 活用編

漫画とフレンチコミックと半過去。。。

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実は友達にフランスのBD(フレンチコミック)作家がいます。名前はフレデリック・ボワレ。朝日新聞に連載してたりしたので知っている人もいるかもしれません。彼と会ったのはかれこれ十年以上も前ですが、実は初めてに会う前から彼の作品を読んで知っていました。

彼の作品の面白いところはストーリー展開の感覚が日本の漫画とフランスのBDとの中間にある点です。日本の漫画はキャラクターの視点でかかれ、感情移入もしやすく、テンポもリアルタイムです。これに対してフレンチコミックは、キャラクターの感情表現はあまり表に出でこないで台詞や説明を読ませながら話が進みます。私はこの3つの漫画の違いをフランス語の文法で表現してかれに伝えたら妙に気に入っていろんなところで使っていたようです。

まず日本の漫画は「直説法・現在」。まるでジェットコースターに乗っているような臨場感があります。
フランスのBDは「直説法・単純過去」。物事を起きた順に客観的に追って行くやり方です。美術館で1つ1つの絵を順番に見ながら進んで行くのと似ています。(フレデリックは後でこれを「複合過去」に置き換えてますが、原理は同じです。)
そしてフレデリックの作品は「直説法・半過去」。彼は写真を使って絵を起こすという作業をしているせいもあるのですが、絵を見た瞬間「どこかで見たことがある」ような錯覚にとらわれます。(これは私の印象なので全ての人がそう思うとは考えませんが。)BDではキャラの視線を感じることはほとんどないのですが(顔の絵を真っ正面に描いてあっても、その視線が読者に届きません)彼の作品のキャラの目は何かを訴えかけてきます。でもコマ運び自体はBDからの手法なのでお話は1つ1つ順序立てて進みます。

半過去は日本人にとっても苦手な時制の1つですが、私は「記憶の中の過去」だと思います。当然、そのシーンは自分で見た時は「現在」だったわけです。その場を呆然と眺めているような「臨場感」を思い出しているわけです。また「記憶の中」ということで「事実に反することを仮定する」時にも使えます。これは条件法でまた説明します。

フランス文法書には時間軸を一本の線で表して、半過去は過去のある一点の前後を含めた時制であると言う表現を見かけますが。私はこの表現は好きではありません。第一フランス人はそんな線を引かなくてもちゃんとフランス語が話せます。それにこれは言語学者達がフランス文法を説明しようとする時の苦肉の策であり、これを初学者にも使い回しをするのはあまりいただけないと思います。この説明で「わかった」という人がいればそれはそれでいいことですが。
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by nsato75 | 2010-04-19 08:34 | 法・時制編

「基本形」が母音で終わる動詞

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それでは「基本形」が母音で終わる動詞をリストアップしてみます。全部は大変なのでここでは代表的なもの(日常生活での頻度が基準の1つ)だけにします。不定詞で覚えている人も多いと思うので( )の中に不定詞を入れておきます。

一応意味もつけましょう。意味は一部です。

「あ」= / a /
il a ( avoir )  持つ、ある等々。この動詞の意味は多様です。
il va ( aller )  行く、ある状態が続く、等々。これも同様。
il bat ( battre )  たたく。

「い」= / i /
il dit ( dire ) 言う
il interdit ( interdire ) 禁じる
il vit ( vivre ) 生きる
il rit ( rire ) 笑う
il lit ( lire ) 読む
il suffit ( suffire ) 十分である
il écrit ( écrire ) 書く

「え」= / ɛ /
il est ( être )  〜である
il fait ( faire ) する
il met ( mettre ) 置く
il sait ( savoir ) 知る
il naît ( naître ) 生まれる
il plaît ( plaire ) 気に入られる
il connaît ( connaître ) 知る
il se tait ( se taire ) 黙る

「お」= / o /
il faut ( falloir ) しなくてはいけない
il vaut ( valoir ) 値する

「う」1= / u / ( /o / の口のままで「う」を口をつきだして無理矢理発音)
il bout ( bouillir ) 沸く
il fout ( foutre ) 「faire する」の俗な表現ですがよく使うので。

il résout ( rédoudre ) 解決する

「う」2= / y /  「ゆ」に近いです。
il conclut ( conclure ) 結論を出す

「う」3= / ø /  (/ ə / を強調した母音です。)
il peut ( pouvoir ) 出来る
il veut ( vouloir ) 欲する
il pleut ( pleuvoir ) 雨が降る

「う」1= / u / と 「う」3= / ø / は私の経験だと人によって難しさが違います。
自分の日本語の「う」の発音がフランス人にとって / u / と / ø /のどちらに聞こえるのか確認してから、苦手な方を練習する方がいいかもしれません。そのためには次のようなペアがあります。このペアは特に発音が難しいので。

fou / fu / と feu / fø /  狂っている と 火
joue / ʒu / と jeu / ʒø /  頬 と 遊び

「鼻母音化」のバリエーション

「あ゛」= / ã /
il sent ( sentir ) 感じる
il ment ( mentir ) 嘘をつく
il rend ( rendre ) 返す
il vend ( vendre ) 売る
il entend ( entendre ) 聴く
il prend ( prendre ) とる

「え゛」= / ē /   
il peint ( peindre ) 絵を描く
il éteint ( éteindre ) 電気を消す
il convainc ( convaincre ) 説得する

「お゛」= / õ /
il pond ( pondre )  卵を産む
il rompt ( rompre ) 断ち切る

鼻母音はあくまでも1つの母音ということを忘れないでください。「あん」「えん」「おん」ではありません。」

「半母音」のバリエーション

「ぅあ」= / wa /
il voit ( voir ) 見る
il boit ( boire ) 飲む
il doit ( devoir ) する義務がある
il croit ( croire ) 信じる
il croît ( croître ) 増える
il reçoit ( recevoir ) 受け取る
il s'assoit ( s'asseoir ) 座る
この動詞の基本形は2つあります。

「ぃえ」= / je /
il s'assied ( s'asseoir )  座る
この動詞の基本形は2つあります。

「ゅい」= / ɥi /
il fuit ( fuir ) 逃げる
il suit ( suivre ) ついて行く
il produit ( produire ) 生産する

「ぃえ゛」= / jē /
il vient ( venir ) 来る
il tient ( tenir ) 維持する

「ぅえ゛」= / wē /
il rejoint ( rejoindre ) 結びつける

これを一度に覚える必要はありませんが、語彙を増やしながら覚えっていって欲しいと思います。

これから母音別に見て行こうと思います。
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by nsato75 | 2010-04-16 10:29 | 活用編

日本フランス語圏化計画!

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フランス語圏と呼ばれる言語圏があります。ヨーロッパではフランス、ベルギー、スイス、ルクセンブルグ。アメリカではカナダ、フランス領ギニア、ハイチ、米国ルイジアナ州。アフリカでは、アラブ諸国、旧フランス領各国。アジアではインドのポンディシェリー、ベトナム、カンボジアなどです。

フランス語圏といっても常にフランス語が使われている訳ではありません。家ではフランス語を話すという環境の人もいます。「ドクトル・ジバゴ」のエジプト人俳優オマール・シャリフは子供のとき太っていたので痩せるようにと親にイギリス系の学校に入れられたとラジオで言っていましたが、家ではフランス語を話していたのでフランス語を完璧に話します。まあそのおかげで英語も出来るようになって俳優としての活躍の場が広がった訳ですが。

実は、このブログを作った理由の1つに「日本フランス語圏計画」があります。日本ではフランス語を話す人はごく一部ですが、いろんな意味で世界に浸透しているフランス語を広めて日本の言語の多様性に貢献出来たらと思った訳です。

日本で外国語の情報と言えば「英語」特に「米語」つまりアメリカから来るものが一番でしょう。ほとんどの日本人は英語をどこかでやったことがある訳ですし当然のことといえば当然ですが、英語だけの情報が「外国の情報」になってしまうのあまりいい状況とはいえないと思います。私は時々は英語のニュースチャンネルを見ますが、何かもう「世界の終わりが近い」とでも言っているようなスキャンダラスな報道の仕方が鼻についてフランス語のニュースに戻ってきてしまいます。(まあフランスでも全てのチャンネルが見るに値する訳ではないですが。)

一般的に日本からフランスに来る人は文化的な興味からの人が多いです。料理、お菓子、音楽、絵画、文学、演劇、マイム等です。(中には「フランス」それも「パリ」が単に好きという人もいますが。)でも多くの科学の分野も非常に進んでいますし、アニメーションの才能もこの国から生まれています。人道主義の視点でも「国境なき医師団」を始め様々な国で活躍しています。(耳の聞こえない)ろう児の教育に手話法を積極的に取り入れた学校を作ったのもフランス人神父です。映画の分野でもフランス人の活躍は特筆すべきでしょう。

国営テレビに Questions pour un champion というクイズ番組があり定期的にフランス語圏大会が開かれます。ここにあげた国以外でもヨーロッパ各国や他の地域からの参加があるのですが、私の見た限りでは「日本」が参加したことはないようです。(もしいらしたら是非お会いしてみたいですが。)将来、日本でフランス語を話す人が増えてこういう大会に自然に参加するようになったらいいですね。
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by nsato75 | 2010-04-13 06:41 | 日本人向けって?

母音の変化する不規則動詞(第三グループ)続き

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前回、活用形によって母音の変化する動詞を一部あげましたが、今日はその続きです。

基本形が「鼻母音」の動詞は「複数形」や「他の時制」になると「非鼻母音化」が起き、鼻母音が(母音+子音)の組み合わせに変わります。これに該当する動詞はあまりないので今のうちに紹介してしまいす。

「prendre / prãdr / とる」の例を見てみましょう。ここでは / ã /が / ɛn /に変わります。

il prend / il prã /
ils prennent / il prɛn /
vous prenez / vu prə ne /

この例ではさらに「直説法・現在・一二人称複数形」で語幹の母音が/ ə /に変わってしまいます。しかしこれは既に規則変化動詞第一グループの「例外」の不規則変化動詞のところで紹介した il lève - lever / lɛv / - / lə ve /と同じパターンです。

/ ã /を基本形にとる動詞でこのように変化するのは「prendre 」の派生動詞「apprendre, méprendre, etc...」以外はありません。「sentir, mentir, tendre, vendre, etc...」は鼻母音が維持されます。

同じように非日母音化の際、子音が/ n / をとるのに「venir / və nir / 来る」と「tenir  / tə nir / 保つ」があります。

il vient / il vjē /
il viennent / il vjɛn /
vous venez / vu və ne /

il tient / il tjē /
il tiennent / il tjɛn /
vous tenez  / vu tə ne /

この2つの動詞の不定詞形と「直説法・現在・一二人称複数形」も、前の「prendre 」例と同じく  il lève - lever / lɛv / - / lə ve /と同じパターンです。


「éteindre / e tẽdr / 消灯する」では/ ẽ /が/ ɛɳ /に変わります。「えーにゅ」に近い発音です。

il éteint / i le tẽ /
ils éteignent / i le tɛɳ /
il éteignait / i le tɛ ɳɛ /

他の例では「peindre ペンキを塗る、絵を描く」や「atteindre 達する」などがあります。


「joindre / ʒwẽdr / 合わせる」でも、母音は違いますが、子音は/ ɳ / で、 / wẽ / が / waɳ / に変わります。

il joint / il ʒwẽ /
ils oignent / il ʒwaɳ /
il joignait / il ʒwa ɳɛ /

これに該当するのは「joindre」の派生動詞「rejoindre 接合する」等で、それ以外はほとんどありません。


鼻母音が非鼻母音化する場合、普通、子音は / n / になり、子音 / ɳ / が出てくるのは非常にまれな例ですが、形容詞の男性形/女性形でも例があります。

il est malin. / ma lẽ /  (抜け目のない、腫瘍などが悪性の)
elle est maligne. / ma liɳ /

il est bénin. / be nẽ /  (腫瘍などが良性の)
elle est bénigne. / be niɳ /
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by nsato75 | 2010-04-12 05:07 | 活用編

ブログ村

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一人でも多くの人に知ってもらおうと「ブログ村」に登録しているのですが、更新を再開して一挙に順位があがりました。皆さんのクリックのおかげです。ありがとうございます。今後も頑張りますので応援よろしくお願いします。

また質問・疑問等ありましたら何なりとおっしゃってください。自分の知っている限りでお答えさせていただきます。
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by nsato75 | 2010-04-11 16:12 | ブログについて

動詞の活用の「パターン」

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具体的な第三グループの動詞を紹介する前に、第三グループの動詞が具体的にどういう活用するか見てみましょう。不規則であると言っても実はある程度決まった「パターン」があります。これが分かれば早いです。

ここでは母音が「あ」の代表的な動詞「 il bat ( battre ) たたく」を使って見てみましょう。

この動詞は折り紙の鶴のバリーションの1つ「羽ばたく鳥 l'oiseau qui bat des ailes 」で使われるので私にはなじみの多い動詞です。とりあえず全てではありませんが代表的な「法と時制」をあげます。全部一度に覚える必要はないのでご安心を。

l'indicatif 
le présent     il bat    / il ba /
          ils battent / il bat /
l'imparfait     il battait / il ba tɛ /
le futur simple   il battra / il ba tra /
le passé simple   il battit / il ba ti /
le passé composé il a battu / i la ba ty /

l'impératif, le présent   Bats ! / ba /
le subjonctif, le présent  qu'il batte - / kil bat /
le conditionnel, le présent il battrait / / il ba trɛ /
l'infinitif, le présent    battre / ba tr /

「基本形( l'indicatif, le présent )」では「三人称単数 il 」では / ba /母音で終わりますが「三人称複数 ils 」では/ bat /子音が付きます。他の活用形にも大体この子音/ t / が付いているのが分かると思います。
子音で終わる第一グループの動詞は、始めからこの子音が付いているので基本形(の語幹)が「変化」しない訳です。同じ母音を持つ「rater 乗り遅れる、的を外す」と比べて見てみましょう。

je rate /rat/   je bats /ba/
tu rates /rat/  tu bats /ba/
il rate /rat/   il bat /ba/

ils ratent /rat/ ils battent /bat/

nous ratons /ra tõ/ nous battons /ba tõ/ 
vous ratez /ra te/ vous battez /ba te/

「rater」の場合、最初の4つはスペルは違っても全く同じ発音/rat/です。そしてこれに一人称と二人称の複数形の場合、活用語尾の/õ/と/e/が付きます。
「battre」の場合は一二三人称全ての複数形に「子音」が付きます。こうして比較してみると、実を言うと違いは「単数形の方」にあるのが分かると思います。活用語尾がつく場合の「つなぎ」に、どの「子音」がつくのか分かれば、かなり規則的に活用が出来る訳です。これが1つのパターンです。

ここで出した例では基本形の母音は変わりませんが、中には幾つかのバリエーションを持つものがあります。「vouloir 欲する」ではなんと3通りの発音があります。 /ø//œ //u/です。

il veut /il vø/
ils veulent /il vœl /
vous voulez /vu vu le/

しかも「つなぎ子音」は2種類あります。 / l /と/ j /です。

ils veulent /il vœl /
qu'il veuille /kil vœj /

他にも「boire 飲む」では、母音自体が「かなり」変わります。 /wa/と/y/です。ただ「つなぎ」に使われる子音は/v/で変わりませんので注意してください。

il boit /il bwa/
ils boivent /il bwav/
il buvait /il by vɛ/

こういう「特例」は覚えるよりほかはありませんが、それほど多くはないので大丈夫です。
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by nsato75 | 2010-04-11 08:24 | 活用編

第三グループの動詞の活用

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さて今日は不規則動詞と呼ばれる第三グループの動詞の活用です。

このブログでは動詞を「基本形の活用の発音」で分類します。基本形とは「直説法・現在・三人称・単数・男性形」です。伝統的には不定詞を使うので、そこが大きな違いです。

最初の基準は、母音で終わるか、子音で終わるかです。母音で終わるものが大多数ですが、子音で終わるものも幾つも種類があります。フランス語の母音は日本語の「あ、い、う、え、お」と比較してみると理解しやすいのをここでも使います。

「あ、い、え、お」に対応するフランス語の母音はそれぞれ基本的に1つだけですが、「う」に関してだけ4つあります。ただ動詞の分類に関わるのは3つだけです。

まず「基本形」が母音で終わる動詞に関わる母音をリストアップしてみます。

「あ」= / a /
「い」= / i /
「え」= / ɛ /
「お」= / o /
「う」= / u / / y / / ø /

この母音が「鼻母音化」することによってバリエーションは広がります。ここでは鼻母音のカタカナ表記は濁音の様に「あ゛」と表現します。鼻母音はあくまでも「1つの母音」で、「あん」として2つの要素があると「思ってしまう」のを防ぐためです。

「あ゛」= / ã / 本来は / ɑ / の上に波線ですがフォントがないので代用
「え゛」= / ẽ /   本来は / ɛ / の上に波線ですがフォントがないので代用
「お゛」= / õ / 本来は / ɔ / の上に波線ですがフォントがないので代用

この母音に「半母音」がつくことでバリエーションはさらに広がりますが、名詞で可能な半母音のバリエーションでも動詞の活用に使えるのは極一部です。

「あ」= / wa /
「え」= / je /
「い」= / ɥi /

「え゛」= / jẽ / / wẽ /


次に「基本形」が子音で終わる動詞に関わる母音をリストアップしてみます。

「あ」= / ar /
「え」= / ɛr / / jɛr /
「お」= / or /
「う」= / ur / / œr /

「お」= / ofr /
「う」= / ufr / / uvr /

「あ」= / aj /    これに該当する動詞はあまり使われませんが一応。
「う」= / œj /


子音で終わるものに必ず / r / か / j / が付いているのがお分かりになると思います。子音が付くと言ってもそのバリーションは非常に限られらものです。また「鼻母音」の後ろに子音がつくバリエーションは不定詞ではいっぱいありますが「基本形」の場合はありません。

次回には具体的な用例をリストアップします。
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by nsato75 | 2010-04-09 10:02 | 活用編