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「活用」と「発音」の密接な関係 ー 3 ー

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今日は、再び動詞の活用です。
「第3グループ 不規則変化動詞」をしたいと思います。ただ、このグループの動詞は非常に多いので何回かに分けて説明する予定です。

私は,このグループの動詞を大きく2つに分けます。「基本形」は「(直説法)現在形・3人称単数男性(主語代名詞は il )」です。

1。「基本形」が「母音」で終わるもの
2。「基本形」が「母音+子音」で終わるもの

このグループでは「基本形が母音で終わるもの」が大多数を占めています。前にも説明しましたが、母音で終わる事によって「活用語尾」が付く時、どうしても「つなぎの子音」が必要になります。どの子音が来るかですが、基本形の綴りにすでに「発音しない子音文字」として付いている場合があります。
これが顕著にあらわれるのが「現在形・3人称-複数-形」です。第1グループの動詞は「全て例外なく」つづりは違っても「発音は全く同じ」になるのと対照的です。(第3グループでも「例外的」に3人称単数/複数同じになるものありますが、これはやはり「子音」が基本形に付くものです。

il met /mɛ/ - il mettent /mɛt/(複数形)- mettre /mɛtr/(不定詞)
il sens /sã/ - il sentent /sãt/(複数形)- sentir /sã-tir/(不定詞)

それに、このグループの動詞の特長は、多くが「母音の変化」がある事です。例:/ø/ - /u/。

il veux /vø/ - vous voulez /vu-le/(2人称複数形)
- vouloir /vu-lwar/(不定詞)

「基本形が子音でおわるもの」の中には、この子音が「つなぎ」として使われる場合もありますが、基本形の子音はそのまま(あたかも母音の一部として扱われ全部の基本形で変わらない)で、全く別の子音が付く場合もあります。次の2つの例は、子音/r/が基本形に付く場合です。

il court /kur/ - il courait /ku-rɛ/(半過去形)- courir /ku-rir/(不定詞)
il part /par/ - il partait /par-tɛ/(半過去形)- partir /par-tiir/(不定詞)

「基本形」が「母音」で終わるものの中で、更に、4つの助動詞 (être, avoir, faire, aller)は、別扱いします。この4つは、活用のパターンが特殊であるだけではなく、実は共通点もあるからです。

特殊なのは、faire を除いて、現在形の活用形で「基本形(3人称単数男性)」と「1人称単数(主語代名詞 je)」の活用形の発音が変わる所です。「主語代名詞」との発音で、ちょっと変わった音節の作り方をするので、ここでは「主語代名詞」を含めた発音記号を載せました。

il est /i-lɛ/ - je suis /ʒə-sɥi/ - être
il a /i-la/ - j'ai /ʒɛ/ - avoir (je の -e が、ai の前で「落ちる」)
il va /il-va/ - je vais /ʒə-vɛ/ - aller
il fait /il-fɛ/ - je fais /ʒə-fɛ/ - faire

もう1つの特長は、「現在形・3人称複数形」に、この4つの動詞は「全く同じ母音」を取る事です。

il est /il-ɛ/ - ils sont /il-sõ/ - être
il a /il a/ - ils ont /il-zõ/ - avoir (ils の -s が、ont と、リエゾンして /z/ になる。)
il va /il-va/ - ils vont /il-võ/ - aller
il fait /il-fɛ/ - ils vont /il-fõ/ - faire

この4つの動詞は、助動詞として他の動詞と結びついて、いろんな使われ方をしますので、他の動詞の活用とは別に覚えるようにしましょう。他の動詞では、ある程度のパターンが適用出来るのに、この4つは本当に「不規則」な変化をするからです。

続きはまた。
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by nsato75 | 2009-05-19 21:02 | 活用編

フランス語の「言葉遊び」 Jeu de mots

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今日は難しい話は、さておいて、フランス語の「言葉遊び」です。

ワープロで文を書いている時、ちゃんと打ったのに変換キーを押した時に、予想もしない「文」がでてくる事があります。例えば、「肉まん」が、「憎まん」になったりです。

フランス語には、日本語の様なワープロはありませんが、同じ様な事が出来ます。発音は同じなのに、ちょっと綴りを変えて、別の単語や表現にしたりします。例えば:

sang blanc - semblant
 (白い血)ー(見せかけ)

こういう「遊び」が出来るようになれば、フランス語の発音に慣れてきたと言えるでしょう。まあ,一種の「親父ギャグ」なので、あまり使うと「ひんしゅく」ですが。

いくつか例を挙げるので、本当はどんな単語になるのか考えてみてください。前に書いた「やまもと」のジョークもこの部類に入ります。 人の名前とかもありますので、注意してください。

1. sans drap (シーツなし)
2. (elle est) ravie au lit (この意味はご想像にお任せします)
3. (il) n'a qu'à sonner (呼び鈴を押すだけでいいのに)
4. (ce chien) jappe au nez (このイヌは、鼻先できゃんきゃん吠える)
5. trou blanc (ホワイトホール)
6. peau lisse (なめらかな肌)
7. six lances (六本の槍)
8. mère veilleuse (見守る母)
9. cent cibles (百個の的)
10. une malle à droite (右のつづら1つ)

分かった方の「湖面と」待ってます。
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by nsato75 | 2009-05-15 06:30 | 単語編

発音と文字(つづり)の関係

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ちょっと言い忘れてましたけど、発音編ではあまり綴りの事には触れていません。というか、文字(つづり)と発音は別物だからです。大体どんな発音(母音、子音)があるのか分かった上で、発音に対応する文字を習ったほうが自然と思います。

子供はまず発音から入ります。そのまま、読み書きの機会を得られないと、大人になって文盲になってしまいます。でも文字を知らなくても、ちゃんと「話せます」。でも、新聞も、本も読めないし、テレビの字幕も読めません。インターネットなんて不可能です。

大人になってから、フランス語の勉強を始める人で文盲の人は(少なくとも日本人には)いないでしょう。英語を勉強した事はあるだろうし、アルファベットも知っています。子供の逆をするわけです。しかし、ここに大きな落とし穴があります。フランス語学習を「文字」から入ってしまうと、読み書きが一応出来るようになるのに時間はあまりかからないかもしれないけれど、肝心の発音がおろそかになるどころか、全く抜け落ちてしまう可能性があります。

日本語は、特に発音に関しては本当に「特殊」な言語なのです。フランス語と比べて似ている点も多いのですが、全然違う部分があって、これが分かっていないと、何年経っても「中途半端」なフランス語を話す事になってしまいます。聞き取りも、フランスに住んだりして時間が経てば耳が慣れてきますが、知らない単語を使われると、もうお手上げです。知っている単語なら「単語単位」でまとめて覚えているのから推測すればいいのですが、知らない単語となると発音をまずしっかり識別しないと、聞き返す事も、辞書を引く事も出来ません。

あせらず1つ1つこなしていけば、道は開けてくるはずです。頑張りましょう。
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by nsato75 | 2009-05-14 02:52 | 発音編

「活用」と「発音」の密接な関係 ー 1 ー

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発音編は大分進みましたので、ここでちょっと「活用編」に手をつけてみようと思います。

活用というのは、いわずもがな「動詞の活用」です。フランス語を勉強する時に、我々日本人に「壁」として立ちふさがる厄介者です。私も、初めは活用形がうじゃうじゃ並んだ何ページにも渡る活用表を丸暗記しようと頑張った記憶がありますが、努力に見合う結果は得られませんでした。

それから何年も経ってようやく、動詞の活用と発音は密接な関係にあり、発音と一緒に勉強した方が効率が上がるだろう事、それに、活用表の全部を覚える必要もない事(つまり全部の時制は使わないし、綴りは違っても発音の同じ活用形がある、主語代名詞 je,tu, il, elleは 違っても発音は同じ等等)、フランス人も実は「綴りの確認用」(実はフランス人もカンニングしていた)に活用表を使っている事等々に気づきました。

フランス語の動詞を活用で分類する場合、まず使われるのが「不定詞」です。
・第1グループ 規則変化動詞  不定詞が -er で終わる動詞。
(aimer, lever, protéger,crier, employer, appuyer, continuer, jouer... )
・第2グループ 規則変化動詞 不定詞が -ir で終わる動詞。
(finir, grandir, haïr...)
・第3グループ 不規則変化動詞 それ以外の動詞で不定詞が -oir, -oire, -tre, -dre, -ir, -ire...
(avoir, être, aller,lire, mettre )

実は、ここには大きな落とし穴があります。
まず、第1グループの「規則変化」動詞ですが、確かに大多数は規則的な変化をするのですが、実は「不規則な変化」をする動詞がいっぱいあります。例としてあげた動詞のうち、aimer 以外、全て該当します。規則変化と不規則変化の境界線は、直説法現在形・3人称単数男性形が「母音+子音の組み合わせ」か「母音で終わる」かが大きく関わっています。

(ここでいう「直説法現在形・3人称単数男性形」ですが、動詞の活用形で、一番よく使われる形で、ここでは「動詞の活用の基本形」とします。「直説法現在形・3人称単数男性形」と、ちょっと長ったらしいですが、「(直説法)現在形」はフランス語を勉強する時にまず習う時制ですし、「3人称単数」というのは、「私/あなた」の je/tu ではなくて、普通の名詞が主語になる3人称で、しかも男性主語代名詞 il をとるということです。)

本題に戻ります。「基本形」と「不定詞」を比べてみましょう。(ここにあげたのが一部です。)

il aime /ɛm/ - aimer /ɛ-me/

il crie /kri/ - crier /kri-je/
il emploie /ã-plwa/ - employer /ã-plwa-je/
il appuie /apɥi/ - appuyer /a-pɥi-je/

il vérifie /ve-ri-fi/ - vérifier /ve-ri-fje/
il continue /kõ-ti-ny/ - continuer /kõ-ti-nɥe/
il joue /ʒu/ - jouer /ʒwe/

活用というのは、普通、「基本形」に「(子音+)母音の活用語尾」が追加されて成立します。まず最初に挙げた「規則変化」動詞の il aime /ɛm/は、語尾に/m/があるので、これに「不定詞の活用語尾」の -er /e/ が「そのまま」つきます。aimer /ɛ-me/(子音/m/が、活用語尾 /e/の頭に「移動」するのに注意。)つまり、子音が始めから付いている事で、規則的な変化が「保障」されるわけです。これは、日本語の「五段活用」、「行く」が「行かない、行きます、行けば、行こう」と、母音だけ変わるのと似ています。
これに対して、基本形が母音で終わる動詞は、このつなぎになる子音がないため、ちょっと変わった行動にでます。上にあげた例を見ると分かりますが、/j/ という半母音を新たに付けたりします。つづりが i から y に変わっているのにも気をつけてください。
また、基本形の母音 /i/, /y/, /u/ が「半母音 /j/, /ɥ/, /w/」になって「活用語尾の母音」に吸収されたりします。この場合、音節の数は増えません。

母音で終わっても変化のない動詞もあります。この場合、子音も半母音も入らず、2つの母音が連続する事になります。これを「母音連続 (l'enchaînement vocalique)」といいますが、滑らかに2つの母音を続けるのは、日本人には実はちょっと難しいです。(少なくとも私は苦手でした。いつも発音の先生に注意されていましたから。)
il crée /kre/ - créer /kre-e/
il troue /tru/ - trouer /tru-e/

第1グループで、基本形に子音が付くのに「不規則」な変化をするものをあげます。

il lève /lɛv/ - lever /lə-ve/
il jette /ʒɛt/ - jeter /ʒə-te/
これに該当する動詞は、/ɛ/ -> /ə/と、母音が完全に入れ替わってしまいます。「基本形」の綴りは、アクサン・グラーヴ(accent grave)がついて è になるものと、e+子音を2つ重ねる(tt,ll)、の2種類があるので注意。

il protège /pro-tɛʒ/ - protéger /pro-te-ʒe/
il cède /sɛd/ - céder /se-de/
この場合、母音の変化は、開いた母音 /ɛ/が、閉じた母音 /e/ に変わるだけですみます。

今日はここまで。次回(以降)に、第2グループ、第三グループの説明します。
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by nsato75 | 2009-05-12 05:16 | 活用編

ようやく、「閉じた母音/開いた母音」です

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フランス語の発音編も大分進んできました。今日は「閉じた母音/開いた母音」の組み合わせです。

このペアは全部で4つあります。
閉じた母音 − 開いた母音 (voyelle fermé - voyelle ouverte)
/a/ - /ɑ/
/e/ - /ɛ/ 
/o/ - /ɔ/
/ø/ - /œ/

実際の発音ですが、「閉じた母音」が、歯切れのいいのに対して、「開いた母音」は、ちょっと間延びした感じですが、フランス語の「閉じた母音/開いた母音」は、母音自体の発音のバリエーションというよりは、音節の中での母音と語尾の子音との関係から来ています。ですから、「閉じた母音」と「開いた母音」をだけを取り出して、比較する事は確かにありますがフランス人でも、注意しないと違いはでません。
直説法未来形   je prendrai /ʒə prã-dre/ 「閉じた母音 /e/」
条件法現在形   je prendrais /ʒə prã-drɛ/ 「開いた母音 /ɛ/」

「閉じた母音」というのは、基本的に、「その母音自体で、1つの音節を作れる/音節を閉じられる」という意味です。従って「開いた母音」には、その後に「子音」がついて「音節が閉じられる」ことになります。子音の種類は様々ですが、開いた母音を閉じるのによく使われる子音には/r/があります。ただ、語尾に子音がつからといって、この4つのペアの母音の全てが「開いた母音」になるわけではないので注意してください。

「開いた母音」と「子音」との組み合わせ
/ɑ/ art /ɑr/; âge /ɑʒ/;
/ɛ/ père /pɛr/; thèse /tɛz/;
/ɔ/ mort /mɔr/; poche /pɔʃ/;
/œ/ beurre /bœr/; gueule /gœl/;

「閉じた母音/開いた母音」で、単語の意味が変わるので、よく引き合いに出される、ペアがありますが、この違いをフランス人に聞いても、意識すれば違って発音しますが、そうでなければ「同じ」に発音する人がほとんどでしょう。
/a/ - /ɑ/    patte /pat/ - pâte /pɑt/ (「(動物)の足」ー「パスタ」)

実際問題、この発音の違いを初心者に要求する先生はいないと思います。と言うのは、この発音の違いはフランス人の耳には聴こえても、英語の母音の長短で意味が変わる様な事(live / leave 、住む/離れる)は、ほとんどないからです。

これは、日本語を勉強する人に、「雨と飴」や「神と紙」のイントネーションの違いを教える事は、ほとんどないのと似ています。まあ、多少イントネーションがおかしくても通じるし、しかも地方によってイントネーションも変わる(関西と関東)からでしょう。このおかげで、結局最後まできちんと教えてもらえないままになっている外国人がほとんどの様です。(後は本人の努力次第らしい。。。)

最後に、面白い事を1つ。この「閉じた/開いた」というペアにならない母音が3つありますが(鼻母音は除く)、それらは全て「半母音」をとります。まだ、これが何を意味するのか私には分からないのですが(音韻学者の間では定説かもしれませんが)、ちょっと気になっているのでここに書いておきます。
/i/ - /j/
/y/ - /ɥ/
/u/ - /w/
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by nsato75 | 2009-05-10 07:51 | 発音編

カタカナ表記について。。。

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発音編も大分進んできたところで、先に進む前にちょっと一言。

前にも書きましたが、教科書とかのフランス語に「カタカナ表記」でルビをつけるのは絶対にやめましょう。

このブログの発音編では、日本語と似た音を探す時に「目安」で使っているだけです(音声が付けられないので。。。)。他は、なるべく発音記号を使うようにしています。

フランス語は母音の前後に子音(複数もあり、最高3つ)や半母音がついて、1つの音節が膨れ上がります。日本語では、多くても「キャ、キュ、キョ」くらいなのですが、これとは比較になりません。

1音節でも、いっぱい音素があるもの
France /frãs/ フランス
science /sjãs/ 科学、サイエンス

2音節の場合
structure /stryc-tyr/ 構造
scrupule /skry-pyl/ 良心のためらい

これらの単語に「フランス」「シアンス」「ストリュクチュール」「スクリュピュール」なんてルビをふっていると、日本語の発音に引きずられて、絶対にきちんとした発音は望めなくなります。日本語に入ってしまったフランス語の単語は(まさに France が該当)特に注意してください。

ではでは。
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by nsato75 | 2009-05-08 22:47 | 日本人向けって?

半母音は、母音の一部として。。。

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*2014/01/06 crierに関して修正 trier, troué を追加。加筆修正。

半母音(半子音)と呼ばれる音素がフランス語には3つあります。何故「半」が付くかと言うと、100%母音とも、100%子音とも言えないからです。必ず「子音」と「母音」の間に入ります。

/j/ 日本語では「ヤ行」に相当するものです。
この半母音だけ、母音後につく子音として使われます。(例:ail /aj/ ニンニク)この場合、「〜ユ」に近い発音になります。女性向け就職サイト「とらばーゆ」は、仏語の travail /tra-vaj/ (仕事、労働)から来ています。もちろん、男性の仕事も同じ travail ですが。
 
/ɥ/ 小さい「ュ」を母音の前に付ける感じでしょうか。微妙な所です。

/w/ 基本的には「ワ行」ですが、もっと強い感じで「ゥア/ォア」という感じです。

しかし、ここでは「半母音+母音」の組み合わせを、「母音のバリエーションの1つ」として扱う事にします。母音と組合わさると「子音」の様になってしまいます。つまり二重母音にはなりません。あくまで主役は、その後に来る母音ですので、注意してください。

理論的には全部の母音との組み合わせが可能ですが、ここではよく使われる「組み合わせ」を優先的に紹介します。//で挟まれた発音記号の、音節の区切りを - で表しています。つまり、区切りのないものは「1音節」として、区切らずにまとめて発音する必要があります。ちょっと難しいですが、練習してみてください。

/ja/ - piano /pja-no/; mafia /ma-fja/; média /me-dja/
/je/ - pied /pje/; acier /a-sje/; amitié /a-mi-tje/
/jø/ - dieu /djø/; lieu /ljø/; curieux /ky-rjø/
/jĕ/ - lien /ljĕ/; chien /ʃjĕ/; bien /bjĕ/
/jõ/ - lion /ljõ/; nation /na-sjõ/; champion /ʃã-pjõ/

/ɥe/ - muet /mɥe/; bué /bɥe/; tuer /tɥe/
/ɥi/ - lui /lɥi/; puit /pɥi/; nuit /nɥi/
/ɥã/ - Juan /ʒɥã/; truand /trɥã/; puanteur /pɥã-tœr/
/ɥĕ/ - juin /ʒɥĕ/

/wa/ - quoi /kwa/; soie /swa/; toi /twa/
/we/ - louer /lwe/; jouer /ʒwe/; tramway /tra-mwe/
/wi/ - oui /wi/; Louis /lwi/; méchoui /me-ʃwi/
/wã/ - jouant /ʒwã/; nouant /nwã/; Rouen /rwã/
/wĕ/ - joint /ʒwĕ/; loin /lwĕ/; témoin /te-mwĕ/


また、半母音には、それぞれ対応する「母音」があります。例えば、活用の変化の中で「独立した母音」が「半母音」に変わる事があります。また「活用編」で説明しますが、「3人称単数・現在形」と「活用語尾-erをとる不定詞」の間で起きます。活用語尾-er /e/ に前の母音が「吸収」されてしまう形です。これは、「3人称単数・現在形」が「母音」で終わる為に起きます。「子音」が語尾に来るとこれが緩衝剤になり、こういう音変化は起きません。

/ i / -> / j /  il lie / li / - lier / lje / (結ぶ)
/y/ -> /ɥ/ il continu / kõ-ti-ny / - continuer /kõ-ti-nɥe / (続ける)
/u/ -> /w/ il loue / lu / - louer / lwe / (貸す/借りる)

/ kr / / tr / という / r / のついた二重子音の場合に起きる、元の母音がそのまま残り、半母音が母音の間に挿入される例です。上の例では、音節の数は増えていませんが、これは音節の数が増えています。

/ i / -> / i-j /  il crie / kri / - crier / kri-je / (叫ぶ)
/ i / -> / i-j /  il trie / kri / - trier / tri-je / (選り分ける)

上の例では、/ i / -> / ij / となり、半母音 / j / が挿入されましたが、何も挿入されず「母音連続 (l'enchaînement vocalique)」になる例を紹介します。trouer というのは一応動詞ですが、活用することは普通なく、過去分詞が形容詞として使われるだけなので、名詞と比較しました。

/u/ -> /u/ le trou / tru / - troué / tru-e / (穴) - (穴の開いた)


動詞の活用では、母音で終わる「3人称単数・現在形」が、一番「不規則な活用変化」をします。一般的に「規則変化動詞」と言われているものでも、母音で終わるものには例外が多くあります。始めから「不規則変化動詞」と呼ばれる動詞は「3人称単数・現在形」の大多数が「母音」でおわります。

ここで紹介した例も、「3人称単数・現在形」が「母音」である例で、したがって母音が変化します。しかし、不規則というわけではなく、パターンがあるので、それほど畏れることはありません。

動詞の活用は「不定詞の活用語尾(例:-er, -ir, -oir, -oire, -re, -tre, -dre... )」で分類される事が一般的ですが、私は「3人称単数・現在形」の最終音節の発音(母音だけか、子音が付くか)で分類します。ちょっと面食らうかもしれませんが、フランス語の発音と活用のパターンを一緒に勉強出来てしまうと考えれば、お得な話でしょう。詳しい事は、また後で「活用編」で説明します。
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by nsato75 | 2009-05-05 08:38 | 発音編

/l/は「ラ行」、/r/は「ハ行」で代用可能!?

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日本人が最も苦手とする発音が、/l/と/r/の区別でしょう。
日本語には、これに対応するものに「ラ行」しかないのが現実ですから。

ところが初学者に朗報があります。/l/の発音は、まあ「ラ行」で代替するとして、/r/に関して「うがいをするように喉を震わせて発音」という表現が分かりにくかったら、ちょっと大げさな「ハ行」で代替と言う手があります。

フランス語には /h/ の発音がない事は、前にも少し触れました。
例えば:女性の名前の Hélène は「ヘレーヌ」ではなく「エレーヌ」です。
(余談ですが、このおかげで「ハ行」を名前にもつ人達は、ちょっとしんどい思いをします。例えば:「はじめ」は「アジメ」、「ひなこ」は「イナコ」になってしまいます。前に聞いた話ですが「ひさこ」さんは、Hisako と書くので、/h/ が発音されないばかりか、母音に挟まれた s の文字が /z/ で発音され「イザコ」になってしまうそうです。同類では、地名の「伊勢(いせ)」も、普通フランス語では「イゼ」と濁ってしまいます。)

このフランス語の子音体系の「穴」を利用して、/r/を「ハ行」で置き換えるわけです。
例えば:Paris は「パヒ」です。日本語流に「パリ」と発音すると le pâli つまり、「(インド起源の)パーリ語」に聴こえてしまう可能性があります。まあ、大体は意味を推測してくれて「パリ市」の方で理解してくれますが。

ただこれは「あくまで、初めのうちの応急手段」と考えてください。発音としてはやっぱり違うので、練習するのは大切です。

後、/l/ は、/t/ と/d/ の発音に近い事を付け加えておきます。舌を上あごに押しつけて、しっかりためてから発音する点に関しては、3つとも同じと言えます。日本語の「ラ行」よりは、ちょっと大げさになります。「(ルゥー)ラ」と言う感覚でしょうか。

また、/r/は、舌が上あごにつかず、喉を主に使って発音する形になります。パリ地方では「巻き舌の/r/」は使わないので、喉だけに注意を注げばいいでしょう。こういうことを言うと、南仏地方の人に怒られそうですが。
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by nsato75 | 2009-05-01 18:29 | 発音編

日本人向けの意味

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日本語とフランス語って、やっぱりかなり違う言葉です。でも実は似ている点も多いのも事実。このブログでは、この似ている所を最大限に活用して行こうと思います。

フランス語文法は元々「フランス語が既に出来る人達(特に子ども)」向けに書かれたものです。実はそれを単に「直訳」している部分が多々あるのです。ということは、ちょっと考えても日本語の様に全く違う言葉を話す人には、わけが分からないの当たり前です。このブログでは、ちょっと遠回りになるかもしれませんが、日本語の感覚に沿って説明するように心がけます。

といっても、文法用語は難解ですがフランス語のものを、そのまま使います。というのも、特にフランスで勉強する人は、学校でこの用語と毎日接する事になるからです。別の単語を使うと混乱させる事になってしまいます。

今のフランス語学習では、発音と文法は別々に教えられていますが、実は発音と文法は密接な関係にあります。でも、フランス人の様な発音を目指す事ではありません。フランス語の特長をマスターする事が先決です。このブログでは、日本人の「アクセント・なまり」があってもいいというスタンスです。

最後に、「3日でマスター」とか「こんなに簡単」という、うたい文句の本もいっぱい出ていますが、どんな言葉も一朝一夕に身に付くわけがありません。やはり日々の努力、少しづつでもいいから前に行こうと言う気持ちが大事です。

感想をコメントで聞かせてもらえたら嬉しいです。
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by nsato75 | 2009-04-23 21:03 | 日本人向けって?